とりあえず見て欲しい!ミャンマーのロヒンギャ問題
こんにちは!
りょーです。
今回はノーベル平和賞を受賞したアウンサンスーチー氏の出身国、
度々、ニュースで見たりしますが、
何のことか分からなかったので、まとめてみました。
ロヒンギャとは
ロヒンギャとはベンガル語のチッタゴン方言の一つを話すミャンマーのイスラム系少数民族のことを指します。
ベンガル語は主にバングラデシュ、インドで話されている言語です。
ミャンマーは国内の9割が仏教徒なのでその数はかなり少ないです。
元々ミャンマー内のバングラデシュに近い地域に居住していたロヒンギャ族は、現在はバングラデシュに避難していたり、ミャンマーに戻ったりしているために居住地域は両国にまたがっています。
ロヒンギャ問題とは?
隣国であるバングラデシュもイギリスにインド領の一部として支配されていました。
つまり同じイギリス支配下であったため、
バングラデシュとミャンマー西部のラカイン州(ロヒンギャが元々いた地域)とは自由に行き来が出来ていました。
しかし、第二次世界大戦時に日本がビルマに攻め込み占領します。
この時、日本軍がビルマの仏教徒に武器を持たせてイギリス軍と戦わせました。
イギリス軍もこれに応戦して、武器を持たせ戦わせたのがロヒンギャでした。
立場を危ぶまれます。
さらに2017年にロヒンギャの武装組織がミャンマーの警察施設に武力攻撃を仕掛けたため、ミャンマー軍が徹底的な反撃に出ました。
その結果、ミャンマー軍がロヒンギャを弾圧するための掃討作戦を開始、
結果的に大領虐殺がでる結果となりました。
同年8月には武装部隊や暴徒により村全体に火がつけられ、罪のない多くの
人々が虐殺されました。
その数は1カ月で6,000人以上のロヒンギャが死亡したといわれています。
虐殺された中には5歳未満の子どももおり、女性は性的暴力を受けたようです。
2017年9月5日にミャンマー軍によるラカイン州掃討作戦は終結しましたが、
未だに差別や暴力といった問題は解決できておりません。
このような問題もあり
ビルマ政府はロヒンギャはバングラデシュからの不法入国者であるとして
国籍を与えていません。
したがって人口も把握されておらず、
推定ではミャンマー国内だけで100万人
いると言われております。
難民扱いされ国籍を与えてもらっていません。
つまり、ロヒンギャは国籍を持たない民族となっているのです。
アウンサンスーチー氏は動けない
この問題に関してミャンマーの国家顧問、アウンサンスーチー氏は
解決のために何もしていないと国際社会から非難されています。
しかし、アウンサンスーチー氏は国家顧問という肩書は持っていますが、
軍や警察の指揮権を持っているわけではありません。
軍部主義の政府をアウンサンスーチー氏が批判すれば
国内対立を起こしかねない状態ですので、身動きが取れない状態なのです。
また近年、急激にロヒンギャ問題が顕在化したのはイギリスBBCによる報道がきっかけともいわれています。ロヒンギャ問題は、イギリス植民地時代のロヒンギャの流入が大きな要因の一つです。本来であれば、ミャンマー国民の怒りの矛先はイギリスに向かうはずですが、それをかわすためにも、問題点が「別な場所」にあることを喧伝しているようにも見えます。イギリスが植民地を手放すさい、少数民族に政権を与え、民族紛争を作りだして去るということをこれまでも行ってきました。この度のロヒンギャ問題も、イギリスの諜報活動の一つではないかとも言われています。
まとめ
ロヒンギャ問題の要因
1宗教の違い
ロヒンギャはイスラム教徒で仏教徒が大半を占めるミャンマーでは少数民族
2第二次世界大戦で戦った
戦ったことがある。
3アウンサンスーチー氏が手助けできない
国の実質の指導者であるが、軍や警察の指揮権はないので
軍部のロヒンギャへの抑圧を止められずにいる。
ロヒンギャ問題に関しては色々な情報があります。
宗教の違いは日本人の僕も時間が湧かないのでイメージしづらいです。
今後も世界情勢に興味を向けます。
今回はあくまでその中の一部ですが、事態がこれ以上悪化しないことを願います。